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Matador | 名前の裏話

January 19 2024

Matador | 名前の裏話
Matador | 名前の裏話

あらゆる優れた名前がそうであるように、マタドールにもちょっとした背景があります。

ポケットブランケットを開発しはじめていた、2014年。
身軽に旅をし、自由でのびのびと過ごすことを好む人たちに向けたテクニカルグラウンドカバー。
このアイディアはマタドール創業者のクリス・クリアーマンがサンフランシスコの公園にいるときに思いつきました。

その日は暖かい午後、太陽は暖かく公園を照らしていたが、芝生は朝露でまだ湿っていました。
そのため、ジャケットをシート代わりにする人や、石に座る人たちがいました。
歩道を歩いている女性は、大きなブランケットを抱きかかえ、どこに広げようか迷っていました。
一方でジャケットを敷いていた人々は、大きくて荷物になるけどブランケットを持ってくればよかったなと思っていました。
誰もがそういう状況で、ジャケットを着たままで座りたい、大きくて持ち運びには不便でも大きなブランケットを持ってきていればよかったと思ったことがあるでしょう。

キャンプ、バックパッキング、スキーをするためには、革新的な商品が次々に生まれているのに、なぜ公園では、大きなブランケットの代わりにジャケットを広げて座るか、わざわざ大きなブランケットを持ってきてまで座るかの選択肢しかないのだろうか、、、。
一番身近な些細な問題を誰もが見落としていることに気が付きました。

最初のプロトは、今のものより少し大きく、文庫本ほどでした。
クリス・クリアーマンは、試作のポケットブランケットを縫い、さっそく彼はバイクの収納スペースに押し込んで公園へ向かいました。
コーティングされたリップストップナイロンのブランケットに座り、本を読みくつろぎました。読み終えると、ポケットブランケットについた芝などをパタパタと振り払い、きれいに畳みバイクに戻しました。

カメラのプロダクトデザイナーだった彼は、これは一番身近な問題を解決する優れたプロダクトだと確信し、より良いものにすべく改良に取りかかりました。
特殊な織り機で耐水性と耐パンク性を高めるために、コーティングを施しました。
スムーズに折り畳めるようにするには、収納袋をどうするか、いくつも試作品を作り、使いやすさを追求しました。

 

 

残る課題はただひとつ、このポケットフレンドリーなシートをなんと呼ぶか?
多くの名前は浮かんでは消えていきました。
クリスがどの集まりでも、ポケットから赤いシートを取り出す様子を見て、友人が「まるでマタドール(闘牛士)のようだね」と。
いい名前というのは往々にしてそうであるように、”マタドール”と皆が次々に呼ぶようになりました。
マタドールのポケットブランケットは大評判となり、メディアで紹介されると瞬く間に完売しました。
その様子をみて、考え抜かれたデザインの超軽量パッカブルギアというのもに、ニーズがあることを直感したのです。
マタドールという名前はポケットブランケットから引き継がれ、ブランドは成長し続けています。

私たち自身も旅を楽しむひとりのユーザーとして、情熱をもって皆が必要で快適になるプロダクトを作っていきます。